輸入壁紙の施工が決まった話。
奇麗にすると気にならなかった所が気になることもあります。
国産のビニールクロスをでんぷん系の糊を使って壁に貼ると、経年劣化で継ぎ目のあたりから写真のように浮いてくることがあります。(一般的に国産のビニールクロスはでんぷん系の糊で貼ります)
この状態になった場合めくって貼りかえるか、瞬間接着剤のような強力な糊で貼りつけます。
今回来店されたお客様は
「めくれの目立つ、一部分だけ貼り替えようかしら」
と白い国産のクロスを選ばれました。
白といっても微妙な「色味の違い」「テクスチャーの違い」など見どころはたくさん。
壁紙が決まり、私はお客様のお家へ壁の採寸に伺いました。そこには輸入壁紙を取り扱うものとしては
「貼っていただきたい!」
「素敵な壁紙をぜひ、貼っていただきたい!」
とつい声に出てしまうほど、貼りごたえのある素敵な壁が
「ドーン」
と待っていました。
こんな感じで(赤色はスイッチ)
コンセントが無くて流れるような壁。
水族館のような魚柄の壁紙や
スタイリッシュに連続する幾何学模様の壁紙
ジャングルのような壁紙も素敵かも…
なんて妄想していました。(現実は白です)
「おかしいかな?」
そう言われ我に返りお部屋を見まわすと、同じように傷んだ壁紙が目に映りました。
前に一面だけを「汚れた白」→「白」へ貼り替えたときに、他面の「汚れた白」が浮き出て見え、奇麗にしたのに他の部分が気になってしまった。という話を思い出しました。
なので、『目が引くデザインを取り入れると他の部分が気にならないのでは…』と、提案を。
もう楽しみです。
壁を楽しむ。
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